2010年2月4日木曜日

藤原一生先生の講演 当日

平成3年11月3日午前11時〜12時
社会医学技術学院の講堂での講演会を行いました。

〜 オカリナ演奏 〜
最初に、オカリナを歌う会による演奏をしました。
このときに演奏した曲は、事前に藤原先生に聞きたい曲を尋ねておいて、その曲を演奏するようにしました。私とナベさん、イザワさん、テンキュウさんの4人に、ピアノ合わせて5人で演奏。汽車の歌が好き!とのお返事を受けて、汽車の曲などを演奏。

〜 講演 〜
そして、本命の藤原先生の講演が始まりました。すぐ始まるかと思えば、そうではなく、壇上にある花瓶を動かして、それから話し始めました。まず花瓶を動かすことをするのが、藤原式なんだとか。
人 生の解剖!「こんな題名にしなければよかったなあ!」と言いながら話話し始め、幼少の頃、紙芝居をしてもらえた人も戦争へ。代わりに紙芝居をしていたこ と、戦時中の話、戦争にロシアへ行き、最前線で後ろの人が銃に当たったのに、なぜか負傷しなかったこと。新聞記者時代のこと。童話作家としてのこと。南極 物語のこと。けん玉との出会い、日本けん玉協会を発足したこと、文部大臣杯を申請に行った時のことなど、話していただきました。途中、後ろの壁に貼って あった文字が、転落。これを話の中に入れながら、笑いも入れて話されました
最後に、けん玉の実演。といっても藤原先生がするのではなく、学生を前に出させてのゲームを披露させました。
名付けて、「アイ ラブ けん玉!」知る人ぞ知るゲーム。とめけんの応用技で、輪に並んで、隣の人の玉にけんをさし、一周して輪になったら、全員で「アイ  ラブ けん玉!」と叫ぶゲーム。これを何秒でできるか?をチャレンジするもの。最初は、このことばを言うだけでも恥ずかしい雰囲気。最初は要領もわからず 時間がかかり、その時間よりも早くするように、何分でできるまでやるぞ!と先生から言われ、事態は深刻な雰囲気に。さあできるか??とみんなが集中!する と、時間内クリア。やればできるんだよ!と励まされて、講演は終了しました。

「あかい目」という本を先生は持参して、その場はサイン会に。
「この本は自分の実話なんだよ」と。
記念に買っていく人がたくさんいて、完売。

そして、スタッフで先生を囲んでの話す機会が与えれました。
そ の時にわかったのですが、藤原先生は「体調を前日から崩し、家族からはキャンセルしたら?!と言われていたのだけれど、どうしても行ってあげたい!と言っ て、出てきたんだ」と。「それで、息子さんが自動車を運転して、付き添うことを条件に、何とか来ることができたんだよ」と。

最後にお礼を手渡すと、先生は本を売ったお金を全部、私に渡して、「これで、今日みんなで食べに行きなさい。お疲れ様!!」と。スタッフみんながびっくり、そして、感動しました。
けん玉って、すばらしいと思った、そんな講演会でした。
心のこもったけん玉。
戦争を体験して、どれほど平和を望んだことでしょうか。
藤原先生が言われる「け ん玉のひびきは、平和のひびき!」と言われることばは、他の誰が言ったことばよりも実感のこもった言葉として、感じたのでした。
これ以来、「けん玉のひびきは、平和のひびき」ということばを大切したいと思っています。

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