2012年8月12日日曜日

藤原一生先生の講演その1

藤原一生先生が壇上に上がる前(1)

今ここはちょっと付録です。
スタジオの解剖についてやりたいと思います。
え、あの、今ここでですね、このマイク入ってますか?

この辺から僕の人間性が表れます。

さっきから非常に気にしているのはですね。
あそこに皆さん見えますか?、つい立て。
今僕はこっちから上るのか、向こうから上るのか?考えている訳です。

私も今、正確に言いますと。疎開学園へ自転車に紙芝居とか人形劇とかいっぱい積んで自分で走って行って、戦争の空襲から逃れて両親から離れて生活している疎開学園の子ども達への慰問を始めました。その時17歳。
その17歳から現在まで、ずっと子どもの世界に生きてきたわけです。

今は67ですから、50年間。
いろんなステージ、いろんな講壇、いろんな所でお話しました。ピンからキリまで。

でもね、僕、今、ここに座っていて、感動しているの!
何に感動しているのかというと、皆さんはごく見慣れた風景だからどうってことないでしょうけど、いいですか?このステージ。このひもでいわいてある左右に分かれない苦労ね。すごいね。それから、これ何だろう?さっきから普段学校では何に使っているんだろう?
ここに僕は、足で上って良いのだろうか?それから、もう一つは、こっちから上ったら良いのか?向こうから上ったら良いのか?さっきから考え込んでいたわけです。
むこうから上がった場合は、ついたてでちょっと出っ張っているでしょう?
あれは、そそっかしい先生だったら、あれにつまづいて転んで額に血を流しますね。
この講師は落ち着いているのか?冷静なのか?それを見極めるために、つい立てが出っ張っているんだろうか?いろいろと考えているわけですね。

この学校はすごいな!
考えさせられる学校だな。
そのようなスタートを今しているわけです。

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